磨き合いによる県内地域づくり活動の促進
新潟県では平成27年度より、住民主体の地域づくりを促進するために「地域の話し合い促進事業」を実施し、集落等に地域づくり専門家(コーディネーター)を派遣してきました。その結果、新たな取り組みが始まるなどの成果も生まれています。
そこで、今回の見本市では、コーディネーターの協力のもと、住民が全住民アンケート結果やプランづくりなど「話し合うこと」によって、地域で起こっていることをワガゴトに捉え、新たな取り組みを行った事例報告、また、これから地域づくりを進めるにあたっての目標・悩みごとの共有を題材に、参加者同士が対話を通じて磨き合い、学び合うことで、県内の地域づくり活動をより促進する機会とします。
12:30 受付開始
13:00 開会あいさつ/オリエンテーション
13:15 事例報告
事例1
住民に寄り添うNPOを目指してチャレンジした住民アンケートのその後(妙高市瑞穂地区)
ここがスゴイ!コーディネーターの視点
全住民アンケート回収率はなんと91%!
結果について丁寧に対話を続けたことで直売所開設に!
瑞穂地区で行った中学生以上の全住民アンケートの回収率はなんと91%!結果について丁寧に対話を続けたことで、直売処を開設するなど、様々な取り組みが生まれてきています。
これはアンケートをすることが目的ではなく、きちんと地域づくりのプロセスとして取り組んできた成果です。また、この取り組みを進める中で、女性の方々が地域で活躍する機会が増えてきたこともとても素晴らしいと思います!
<担当したコーディネーター>
認定NPO法人新潟NPO協会 理事・事務局長
石本 貴之 氏
事例2
西海・新たな地域づくり~自立と協働を目指して~(糸魚川市西海地区)
ここがスゴイ!コーディネーターの視点
若い世代や女性たちのやってみたいと思う事業を、地域の皆さんと情報共有しながら進めた結果具体的なアクションに繋がった!
西海は海辺から山辺まで細長く伸びた地域ですから、地域が抱える問題も持っている資源もかなり違うだろうと思い、最初のとっかかりはそれらを浮かび上がらせることから始めました。
幸いにも集まった方々の中には少数ながら若い世代や女性たちもおられたので、そうした方々が主体的にやってみたいと思う事業も、プランの中で地域の皆さんと情報共有しながら進めてもらいました。結果的にそれが具体的なアクションに繋がってきたと思います。
小さな成功がまた次の目標に向けての活力になる、そんな地域づくりをこれからも実践していってほしいと願っています。
<担当したコーディネーター>
NPO法人まちづくり学校 代表理事(校長)
大滝 聡 氏
事例3
理想を語るだけでなく具体的な取り組みを!!(魚沼市守門地区)
ここがスゴイ!コーディネーターの視点
若者や町内会等などの参加メンバー、行政担当者、集落支援員などのワガゴト化がされている!
元気すもんプロジェクトの皆さんの凄いところは、若い人が多い事と、会長の横山さんはじめ、メンバーの皆さん、行政担当者の広瀬さん、支援員の方々の意欲が高く、ワガゴトとして実行する方が多い事です。
活動が持続出来るために経済的な事も考えつつ、あくまでもお金儲けではなく、人と人のつながりをつくる事を目的としている事も素晴らしいと思います。
<担当したコーディネーター>
NPO法人地域おこし 理事・事務局長
多田 朋孔 氏
15:15 磨き合い交流ワークショップ
参加者から「これからワガゴトで取り組もうと思っていること・展望」「今取り組んでいることの悩み・課題」を複数テーマと
して掲出してもらい、磨き合う(助言し合う)場を作ります。
16:05 全体共有
16:30 終了