2015年度 新潟県内NPO表彰「がっとぎっとぐっと賞」受賞団体決定


 

NPO法人新潟NPO協会では、2013年に法人化10周年を記念し、市民の未来を拓く力に光を当て、広く発信することを目的に、「過去の実績」ではなく「未来志向」の観点から優れた活動を称える、表彰制度「がっとぎっとぐっと賞」を創設しました。第3回となる2015年度は、33団体のエントリーがあり、このうち「がっと賞」「ぎっと賞」「ぐっと賞」の3団体を8月29日に決定し、長岡市内にて表彰しました。

 


本事業の賞金及び経費は、市民や企業からの寄付や、ソーシャルグッドプラットフォーム「gooddo(グッドゥ)」からのクリックなどによる支援金によるものです。


【がっと賞】一般社団法人「おらって」にいがた市民エネルギー協議会(新潟市)

自然エネルギーを通じて多様で自立的なまちづくりを発展させるために、母体となる市民参加の討議の「場」として2014年12月に設立。広範なにいがた市民の協議に基づき、実際に発電事業や環境事業を展開。

協議会が中心となり発電事業を含め様々な事業を展開することで、新潟の幅広い市民が身近にエネルギー問題について考え、熟議する確かな基盤が構築される。エネルギーを媒体にした新潟の「新しい社会」の構想の実現を目指す。

http://www.oratte.org/


【ぎっと賞】十日町・津南若手ファーマーズ「ちゃーはん」(十日町市)

「農業と地域の異業種とのかけ合わせで、農と地域の可能性を広げ、地域としての魅力と販売力の底上げをし、皆がしあわせな地域をつくる」というテーマのもと、十日町・津南の20~40代の若手農家男女15名がひとつになり、2014年7月に結成。

里山商品券ムック本の販売を皮切りに、管理栄養士とコラボした新商品開発、田んぼを利用した音楽フェス、朝食会、また飲食店と協同で農家トークライブ付き料理教室を開催。農業の可能性を他分野との恊働事業により高めることで、地域への付加価値と総合力を上げることや行政に頼らない農家自身の後継者育成の役割を担うことを目指す。

 

https://www.facebook.com/pages/ちゃーはん/1572400669706134


【ぐっと賞】特定非営利活動法人 希楽々(村上市)

「夢を叶えるアフタースクール」をテーマに2009年に法人化。2012年文部科学大臣賞を受賞。総合型地域スポーツクラブとして、スポーツ大会やカルチャーイベントなどを開催。子どもたちの成長過程に合った空間づくりを行い、将来にむけて、心身ともに健康で元気に頑張る人材の育成に励む。

http://www.kirara.kamihayashi.jp



また、今回は惜しくも受賞を逃したエントリー団体について、今後の活動に対する奨励の意味を込めて「選考委員特別賞」と寄付金を贈りました。選出された団体は以下のとおりです。


【選考委員特別賞(新潟大学人文学部 教授 渡邊登委員長)】

特定非営利活動法人いわむろや(新潟市)

(住民とともにつくる地域横断型共創による観光地域づくりをする団体)

http://www.iwamuroya.com/

【選考委員特別賞(新潟ろうきん福祉財団 理事長 江花和郎委員)】

特定非営利活動法人おりづる(上越市)

(知的・精神障害者を雇用し、ランチ店及び小物製造の販売運営する団体)

【選考委員特別賞(IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表 川北秀人委員)】

十日町市ロケ応援団(十日町市)

(ロケ(撮影)を誘致し、十日町を全国でも有名なロケ地にする団体)

http://www.10city-loca.com/


【選考委員特別賞(したみちオフィス株式会社 代表取締役 今井美穂委員)】

特定非営利活動法人えんでくる(新潟市)

(交流、起業、子育て、地域活性化および障害者福祉も包括する地域のあたらしい交流拠点を展開する団体)

http://endekuru.exblog.jp/

【選考委員特別賞(認定NPO法人新潟NPO協会 代表理事 金子洋二委員)】

特定非営利活動法人新潟ライト(阿賀野市)

(耕作放棄された農地の再利用として野菜栽培に取り組み、自然体験と地産地消の意識を高めることを目指す団体)

http://ameblo.jp/nponiigatalight/



 

なお、がっとぎっとぐっと賞の各賞の種類とその意味は、以下のとおりです。

  

がっと賞「スケールの大きい、夢がふくらむ活動」 

 主に中越~下越地方で使われる方言で、「すごい」「大きい」「勢いがいい」の意。 


ぎっと賞「強いこだわりを感じる、独創的な活動」 

 主に上越地方で使われる方言で、「頑固な」「こだわる」の意。 

  

ぐっと賞「社会の求めに応えた、共感が集まる活動」 

 標準語。感動した時などに言う「ぐっとくる」の「ぐっと」の意。  


2013年度「がっとぎっとぐっと賞」受賞団体     2014年度「がっとぎっとぐっと賞」受賞団体